あるがままの現実を見る

人間は弱く曖昧で矛盾に満ちている生き物である。
時に自己の利益のために傲慢になり、時に他者貢献のために走り回る。
善人にも悪意はあり、悪人にも善意はある。立場によって意見が変わり、本音と建て前を使い分ける。
その内面は複雑で、本人ですら予測不能・制御不能で、解釈することすら難しいものです。
そのような現実から目を背け、人間を結果のみで合理的に評価・解釈しようとしたらどうなるのでしょうか?

私は、組織の活性化や生産性向上には、社員ひとりひとりの内面に寄り添うことも必要不可欠と考えています。

有名な、PM理論ではリーダーシップを、Performance(目標達成能力)と、Maintenance(集団維持能力)の2軸で捉えていますが、周囲の意見に耳を傾け、部下に寄り添うことは、集団維持能力には欠かせないスキルだと思います。